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村田吉隆の国政チャンネル
2010年4月25日

選挙優先主義の弊害

   (4月22日・木曜日) 本会議を休んで今日からは参議院選挙の各地区の動きを調査に出かける。担当は、岡山以外は山口と徳島。山口は現職の岸信夫議員が再選を期す。山口県は自民党が強くて、民主党はまだ候補者すら立てない状況。衆議院選は、4小選挙区のうち、岩国基地のある2区だけは取りこぼしたが、他はいずれも圧勝であった。徳島は、現職含めて公募した結果、せっかく立派な公募候補者を得たが、公認を得られなかった現職との調整に手間取る間に、やっと決まった公募候補が公認を辞退し、公認選びが振り出しに戻るという経過をたどった。しかし、その後若干30歳の新たな候補者を得て、再出発を図っている。ただ、自民党の公認に漏れた現職が、離党した舛添議員の新党改革に走るというややこしい経緯につながった。
   (4月25日・日曜日) 久しぶりにゆっくりの日曜日。TV朝日のサンデー・フロントラインを見た。ソフトバンクの孫社長と仙谷戦略相の対談は成長戦略について。孫社長は当然、21世紀は「光の道」(ネット社会)を通すことによって拓くべきだとの話。独法の事業仕分けなど瑣末な話で、経費削減を目的としてやるなら、電子カルテの導入で医療費の無駄を抜本的になくすべきだとの例を挙げた。仙石大臣も同調の趣ではあったが、実は電子カルテの導入に反対したのは、民主党であったのではないか? 導入が遅れていた歯科医師会は、民主党が電子カルテの導入に反対の方向を打ち出したことで、政党支持を自民党から民主党に鞍替えした。 そもそも消えた年金などの問題が起こったのも、事務の電算化に大反対した、社会保険庁の労働組合の合理化反対運動が根底にある。その社会保険庁の労働組合は、自治労。そしてその自治労に支援されて衆議院議員になったのが仙石由人という政治家である。私は、電子カルテを推進する側の自民党規制改革委長であった。自民党の厚生労働の族議員にも大反対されて困惑したが、同じように民主党も党全体で医療の現場の電子カルテの推進にはっきり反対した。このことはマニフェストに書いてあるはずだ。孫社長のいう通り、民主党は、小さな結果しか出ないが、見世物的には面白いテーマの事業仕訳に取り組んで、国民の関心を得ようとするばかりだ。選挙第一主義の民主党政治の弊害がここに表れている。
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