
(3月3日・水曜日)残念ながら、欠陥だらけの平成22年度予算案が衆議院を通過した。財政の中期的な見通しも立てず、4年間は、消費税の引き上げも不要とする中で、子供手当、高校無料化、農家に対する直接支払い制度などの新規歳出を膨らませ、社会保障関係費も増えるままに放置した結果、92兆円強というかってない大型予算となった。政治家になって初めて国の予算に青票(反対票)を投ずるという複雑な気持ちもしっかり味わった。しかし、このまま行けば、この国は絶対に破局を迎える。これを多くの国民に分かってもらえない焦りも感じている。自民党がどうのこうのという次元の問題ではないのだ。ローマ帝国の滅亡は、パンとサーカス。日本の滅亡は、ばらまき政策と見世物に過ぎない事業仕訳によってもたらされるのか。
(3月12日・金曜日)日・パプアニューギニア議連を開いた。前会長落選のため、私が会長に就任することになった。今月31日にソマレ首相がパプアニューギニア大使館の落成、ニューギニア航空の週一便の増便を祝うため、実務賓客として訪日されること等の報告等を行う。与党となった民主党が、こんな小さな議連についてまでも、政権交代とばかりに、会長などの役職をこちらに渡すべきと横槍を入れてくることには少々あきれた。成長戦略特別委員会は羅神戸大学教授による講義。「健康工学」の先生で、介護などのロボットの研究者。23歳で中国から来日、35年大学で研究を続け、神戸大学の教授となった経歴を持つ。外国から優秀な研究者や技術者を招へいすることが、我が国の成長戦略の鍵であることから、先生に、外国の研究者が訪日することの障害や我が国の研究環境について質した。要は大学が、外国から優秀な人材を招いたり、大学を外国人にオープンにすることに熱心でないこと。企業が経営陣を外国人に開放することについても同様の問題点あり。神戸大学でも引きこもりの学生が10%を超えるとか、日本の若者に元気がないことは、厳しい環境で苦労した経験がないこと、自然とのかかわりが少ないことなどが原因のひとつではないかなどの指摘があった。中国では、文革時代に若者が下方されて、それが結果として当時の若者に厳しい体験を与えたと考えれば、文革の奇妙な評価となる。成長戦略も人の養成が要であるから、若者に何らかの厳しい生活体験の機会を与えることもこの際必要ではないか。